アフリカには「世界一背が高い民族」と「世界一小柄な民族」が同時に存在しています。
その代表格としてよく名前が挙がるのが、ケニアやタンザニアに住むマサイ族です。
では、マサイ族の平均身長は実際どれくらいなのでしょうか?
また、マサイ族より背が高い部族は存在するのか、逆に最も身長が低い部族はどこなのか。
人類学の研究や現地調査をもとに、わかりやすく整理して解説します。
マサイ族の平均身長とアフリカ部族の身長比較
マサイ族の平均身長はどれくらい?
マサイ族(Maasai)は、アフリカでも特に高身長で知られる遊牧民です。
一般的に報告されている平均身長の目安は以下の通りです。
- 成人男性:約178〜183cm
- 成人女性:約164〜168cm
細身で脚が長く、見た目の印象として「190cm級」に見える人も多いため、非常に背が高い民族というイメージが定着しています。
牛乳・肉・牛の血を中心とした伝統的な食生活や、遺伝的要因が体格に影響していると考えられています。
マサイ族より身長が高い部族は存在する?
結論から言うと、存在します。
特に有名なのが、ナイル川流域に暮らすナイル系民族です。
ディンカ族(南スーダン)
- 成人男性平均:約182〜190cm
- 世界で最も平均身長が高い民族の一つ
- NBA選手マヌート・ボル(231cm)の出身民族としても有名
ヌエル族・シルック族
- ディンカ族と同地域に住む
- 男性平均180cm超とされる調査も多い
これらの民族は、マサイ族と同等、もしくはそれ以上の平均身長を持つとされ、人類学的にも非常に注目されています。
アフリカで一番身長が小さい部族は?
アフリカで最も小柄な人々として知られているのが、
中央アフリカの熱帯雨林に住む狩猟採集民です。
ピグミー系民族(総称)
※単一の部族名ではありません
- ムブティ族
- アカ族
- バカ族 など
平均身長の目安:
- 成人男性:約140〜155cm
- 成人女性:約130〜145cm
密林での移動に適応し、少ない食料でも生存できる体型として進化した結果と考えられています。
身長差がここまで生まれる理由
アフリカの部族間でこれほど身長差がある理由は、主に以下です。
- 遺伝的背景
- 幼少期の栄養状態
- 生活環境(草原・湿地・密林)
- 感染症や気候への適応
同じ「アフリカ人」という括りでは語れないほど、身体的多様性が大きいのが特徴です。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| マサイ族の平均身長 | 男性 約180cm前後 |
| マサイ族より高い部族 | ディンカ族などナイル系民族 |
| 最も身長が低い部族 | ピグミー系民族(140cm台) |
アフリカ大陸は、人類の多様性を最も強く感じられる場所の一つです。
マサイ族はその象徴的存在ですが、決して「一番」ではなく、さらに高い民族も、さらに小柄な民族も共存している点が非常に興味深いところです。