「万世一系」は本当に古代の言葉なのか?出典を徹底解説

【集客ブログ】「万世一系」は本当に古代からの言葉なのか?歴史の裏側をわかりやすく解説!

「天皇家は万世一系」
このフレーズ、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

しかし実は、この言葉そのものは古代から続く伝統語ではなく、明治時代に作られた“新しい政治用語”だと知っていますか?

この記事では、

  • 「万世一系」の最初の出典はいつ?
  • 日本書紀に書かれているの?
  • 誰が作った言葉なの?
  • 歴史学的にはどう見られている?

これらを、初めての方でもスッと理解できるようにまとめました。


■「万世一系」の最初の出典はいつ?

結論から言うと、1881年(明治14年)が最初期の明確な出典です。

●1881年(明治14年)

岩倉具視が提出した
『金定憲法意見(憲法大綱領)』
ここで初めて「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」という文言が登場。

●1889年(明治22年)

『大日本帝国憲法』第1条に正式採用
→ 国民に広く定着した決定的なタイミング。

つまり、“万世一系”は明治政府が国家理念として作った言葉なのです。


■日本書紀に「万世一系」は書かれている?

書かれていません。

ただし、元ネタとなる概念は存在します。

●日本書紀にあるのは「天壌無窮の神勅」

天照大神が「皇統は天地と共に永遠である」と告げる神話的表現。

これを明治政府が近代国家の文脈で再解釈し、
“万世一系”という四字熟語に仕立てたという流れです。


■「万世一系」は誰の創作?

創作したのは、明治政府(岩倉具視・井上毅ら)です。

●なぜ作られたのか?

明治政府は、近代国家を作るうえで

  • 天皇の正統性を強調したい
  • 西洋列強に対抗する国家理念が必要
  • 国民統合の象徴が必要

こうした理由から、
「皇統は一度も途切れず続いている」という物語を強調する必要があったのです。

その象徴として生まれたのが「万世一系」。


■歴史学的にはどう見られている?

歴史学では、初期の天皇については

  • 実在が疑われる(欠史八代など)
  • 神話と史実が混ざっている
  • 血統が完全に連続しているかは不明

とされています。

特に、継体天皇の即位などは「血統の断絶があった可能性」が議論されており、
“万世一系”は歴史的事実というより、政治的スローガンと見るのが一般的です。


■まとめ

  • 言葉の出典:1881年(岩倉具視の意見書)/1889年(明治憲法で確定)
  • 日本書紀にある?:言葉はない。概念は「天壌無窮」に存在
  • 誰の創作?:明治政府の政治的造語
  • 歴史的事実?:初期は神話と史実が混在し、完全な連続性は不明

投稿者 tvjp