子供は筋トレをしてはいけないのか 何歳から安全に始められるか どのような種目が安全か

子供の筋トレはしてもいいの?安全な始め方とおすすめ種目まとめ

かつて「子供に筋トレは危険」とされていた時代もありましたが、現在ではその考えは大きく変わっています。最新のスポーツ医学や小児医学の見解では、適切な方法と指導のもとであれば、子供の筋トレは安全かつ有益とされています。


■ 子供は筋トレをしてはいけないのか?

「成長を妨げる」「骨に悪い」といった誤解は、今では否定されています。実際には、正しいフォームと適切な負荷で行えば、筋トレは骨密度の向上、姿勢改善、運動能力の向上など多くのメリットがあります。

ただし、以下のような点には注意が必要です:

  • 高重量のトレーニングは避ける
  • 成長軟骨(骨端線)への負担をかけない
  • フォームを最優先にする
  • 楽しさを重視し、無理をさせない

■ 何歳から始められる?

筋トレの開始年齢は一律ではありませんが、7〜8歳頃が一つの目安とされています。この年齢になると、指導者の話を理解し、正しいフォームを学ぶ力が備わってきます。

  • 6歳以下:遊びを通じた運動(ジャンプ、ぶら下がりなど)を中心に
  • 7〜12歳:自重トレーニングを中心に、軽い負荷も可(専門家の指導が前提)
  • 13歳以降:ホルモンの影響で筋力が伸びやすくなり、段階的に負荷を増やせる

■ 安全な筋トレ種目

子供に適した筋トレは、自重を使ったシンプルな動きが基本です。以下のような種目が推奨されます:

  • スクワット(下半身の強化)
  • ランジ(バランスと筋力の向上)
  • 腕立て伏せ(膝つきでもOK)
  • プランク(体幹の安定)
  • バードドッグ(背筋とバランス)
  • 懸垂・ぶら下がり(上半身の強化)
  • ジャンプ運動(瞬発力と敏捷性)

また、軽いダンベルやチューブ、メディシンボールなどを使った運動も、正しい指導のもとであれば有効です。


■ 避けるべき種目と注意点

  • 高重量のバーベルやマシン使用
  • 1RM(最大重量)に挑戦するようなトレーニング
  • フォームが崩れるまでの反復運動
  • 競技特化の過度な反復動作(例:野球の投げすぎ)

また、以下の点にも注意しましょう:

  • 専門家の指導を受ける
  • 痛みや疲労を感じたらすぐに中止
  • 十分な休息と栄養をとる
  • トレーニングを「楽しいもの」として取り入れる

■ まとめ

子供の筋トレは、正しい知識と環境があれば安全に行えるものです。大切なのは、年齢や発達段階に応じた内容で、無理なく、楽しみながら継続できること。筋トレは、子供の心身の健やかな成長を支える大切な手段の一つです。


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