血圧。理想の血圧はどの数値が良いか。

理想的な血圧は「120/80mmHg未満」が目安とされています。最近の日本のガイドラインでは、より健康的な目標として「130/80mmHg未満」が推奨されています。


血圧は「収縮期血圧(上の血圧)」と「拡張期血圧(下の血圧)」の2つの数値で表されます。2025年に改訂された日本高血圧学会のガイドライン「JSH2025」では、以下のように分類されています media.welby.jp japanesehealth.org Medical DOC(メディカルドック) グレースメディカルクリニック

🩺 血圧の分類と理想値

分類 収縮期(上) 拡張期(下) 説明
理想的な血圧 120mmHg未満 80mmHg未満 健康的でリスクが低い
正常血圧 120〜129mmHg 80mmHg未満 注意が必要な「正常高値」
高血圧(診察室) 140mmHg以上 90mmHg以上 医療的対応が必要
高血圧(家庭測定) 135mmHg以上 85mmHg以上 自宅での測定基準

👥 年齢による違い

  • 若年層(20〜40代):理想的な血圧を維持しやすいが、生活習慣の乱れに注意。
  • 中高年層(50代以降):加齢により血圧が上がりやすく、定期的な測定と生活改善が重要。

🏠 測定環境の違い

  • 診察室血圧:緊張で高めに出ることがあり「白衣高血圧」と呼ばれる。
  • 家庭血圧:リラックスした状態で測定でき、より実生活に近い数値が得られる。

✅ 健康維持のために

  • 減塩(1日6g未満が推奨)
  • 有酸素運動(ウォーキングなど)
  • ストレス管理と十分な睡眠
  • 定期的な血圧測定(朝と夜、座って安静にしてから)

理想の血圧を保つことは、脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気の予防につながります。ご自身の年齢や生活習慣に合わせて、日々の血圧管理を意識してみてください。